労務ニュース スマイル新聞
2010年10月 8日 金曜日
平成22年10月8日(第275号)...残業ゼロに挑戦する
<あなたの会社は残業を当たり前と思っていませんか>
残業の多い会社は、経営者または管理者が残業を「善」だと思っていることが非常
に多いです。残業が多いと、何となくよく仕事をしているように思われがちですが、本当に欲しいのはパフォーマンス(売上高、利益)のはずです。従って、残業は追加的なパフォーマンスが上がる場合だけが「善」です。この考え方を変えないと残業は減りません。
<残業の多い会社の特徴>
あなたの会社でこんな現象は起こっていないですか?
1.残業を前提としているようにのんびり仕事をしている。
2.見た目は忙しそうだが、ミスややり直しが多く、業務の進み方が悪い。
3.初めから達成が難しい計画に基づいて仕事のスケジュールが組まれている。
4.会議が多く、しかも長い。経営者による訓示、はっぱをかけるような精神論が
多い。
5.終業間際の時間帯になって上司から仕事に指示・命令がよくある。
6.得意先からの注文内容の突然の変更や見直しが多く、受注側として振り回され
ている。
7.上司がいつも残業しているため、部下も仕方なく付き合っている。
8.社員たちの多くは、不満を抱えているが、それを聴いて活かす場がない。
さて、あなたの会社ではいくつ当てはまりますか。
<残業ゼロへの挑戦 その1>
コミュニケーションをよくとること。上下、横(部門間、同僚同士)、顧客との間でもっとも基本的に行われるのは、「報・連・相 (報告・連絡・相談)」ですが、簡単なようで簡単ではありません。
「確認」という作業も非常に大事です。事前・事後、スパンの長いものはもちろん途中経過等しっかりコミュニケーションをとってください。大層な「報・連・相・確認」を少ない回数行なうよりも、日々のちょっとした声かけを頻繁に行なうことで日常のコミュニケーションがかなり良くなるはずです。
もう一度、原点に帰って考えてみてください。ご心配ならご相談ください。
(スマイルグループ 公認会計士)
投稿者 イケダ労務管理事務所