経営労務監査

経営労務監査とは

(1)「労務コンプライアンス監査」
(2)部門制の役割、配置等に関する「人材ポートフォリオ監査」
(3)従業員一人ひとりの満足度等を表す「意識調査等の監査」


を三本柱として構成しています。企業における労務管理の実態を計画的に監査して、それぞれ、適合性や有効性、採算性などの観点から検討・評価を行い、労務政策の改善点を見つけ出し、それを企業経営に反映させることにあります。
また企業活動を「資本」と「労働」の二要素に分解し、「会計検査」が経営を資本運動のマネジメントとして貨幣価値で量的に把握し監査する手法であれば「労務監査」とは経営を組織労働のマネジメントとして質的に把握し監査する手法です。そのうえで企業目標の達成に向けた経営戦略と人材マネジメントとが効果的にリンクして適法、適切に運営されたか否かをチェックし、それに基づいた是正提言や改善提言を行なうことで円滑な経営活動をサポートすることを目的としています。

労使間トラブルを未然に防止するために!!

(1)労務コンプライアンス監査
中小企業の経営者においては、労働条件を取り巻く最新の環境の変化を「知らないまま放置してきた」として、結果的に「違法状態に陥ってしまった」という状況を生んだ側面は否定できません。そういった最悪のパターンを回避するためにも「労務監査」の必要性はますます大きくなってきています。
人事労務書類や職場をとりまく労働法令をプロの目でしっかり整備させていただきます。

■監査書類ってどういうものがあるの?
就業規則・諸規程、労働条件通知書、賃金台帳、誓約書、身元保証書、労働者名簿などがあります。

■労働基準監督署による行政指導強化が行なわれています。
例えば・・
・ 経営権の行使による組織的残業払いの未払い、調査
・ 長時間労働・労務管理状況の監査・指導
・ 残業計算、残業許可、労働時間管理の実態調査等
労働総合案内コーナーにへの平成22年の相談件数は113万件を超えています!!

(2)人材ポートフォリオ監査
企業の最も大切な経営資源である人材を、どのように配置すれば効率性が発揮できるのかまた、人材への投資リスクが分散できるのか、その最適性を分析します。
 まず人員、人件費、労働時間、売上、生産性などを労務関連指標としてまとめて労務諸表(Labor Statements)を作成します。原則として労務諸表は人材バランスシートと労務プロセスシートからなり、人材バランスシートは企業の人員の配置と構成状況を、組織機能別および正規・非正規別に把握することを目的とし、労務プロセスシートは一定期間内の労働の執行過程と結果を表すものと言えます。

(3)社員意識調査~社員のモチベーションを向上させる~
原則、匿名によるアンケート方式により、社員の本音を把握し、組織の健康診断を行なうことを目的としています。
 企業利益を生み出す顧客満足を導き出すためには、まず、顧客に接する社員を大切にするところからはじまります。顧客に感動を与えるほどのサービスを生み出せるのは、社員のモチベーションであり、心そのものでもあるのです。社員のその心は、社員自身が、その会社にロイヤリティーを感じ、仕事に対して働きがいを感じていなければ、生みだされるものではありません。したがって社員の満足度を知るということは、CSの原点、すなわち企業経営の原点にもなるわけです。
 ※ご希望や案件にによっては、個別ヒアリングも可能です。組織の方針を変更するとき、従業員の不満等ガス抜きをするときにご利用ください。

経営労務監査の体系



経営労務監査を行なうことで経営者様のお悩みを解決できるかもしれません。
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