労務ニュース スマイル新聞

2008年7月23日 水曜日

平成20年7月23日(第222号)...リスクアセスメント[4]



リスクの見積り
 第214号で述べたチェックリストに従って危険源あるいは危険事象についてリスクの大小を見積ります。リスクは、起こることが予測される災害・健康障害の重大性と、災害・健康障害が発生する可能性の2つの面から見積ることができます。
 リスク=F〔(災害・健康障害の重大性)・その障害の発生可能性〕
上の式のFは変数2個の関数であるという意味です。和にするのか積にするのかは確定していませんが、数値で評価してその和を取ることがよく行われています。また、発生可能性を「危険源に接近する頻度」と「危険源に接近したときに災害が発生する可能性」の二つに分ける方法も用いられています。後者の方法では次のように3個の点数で評価します。
                            危険源に接近した場合に
災害・健康障害の程度   危険源に接近する頻度     災害が発生する可能性
程度 点数 程度 点数 程度 点数
致命傷  10 頻度 4 確実である 6
重傷 6 時々 2 可能性が高い 4
 軽傷 3 ほとんどない 1 可能性がある 2
 些細 1 ほとんどない 1

上例の評価基準を、例えば次のように設定して、どこを改善すべきかを決めます。レベルⅣは即時改善実行、レベルⅢは即時に改善計画策定開始、3ヵ月以内に実行、などです。
リスクレベル リスクポイントの合計 判定結果
Ⅳ 14~20 受け入れられない
Ⅲ 11~13 重大な問題がある
Ⅱ 8~10 問題が多少ある
Ⅰ 1~7 許容可能
許容可能なリスク
 どのような職場にも絶対安全はあり得ないし、絶対安全を求めることは現実的ではありません。許容可能リスクとは、職場にそのまま放置してもやむを得ないようなリスクですが、どの程度まで許容するかについて決めておくことが必要です。
 ISOでは、「その時代の社会の価値観に基づいて、所定の状況の中で受け入れられるリスク」と定義しています。また、同時に、絶対安全の理想と、製品、工程またはサービスによって満たされるべき要求と、ユーザーの利益、目的適合性、費用効果の優秀性及び関係する社会の慣行との間のバランスの結果であると言っています。それぞれの会社の製品、サービス等について許容可能の限界はどこにあるのか、トップが決めておかねばならないことです。               (スマイルグループ 社会保険労務士)



投稿者 イケダ労務管理事務所

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