労務ニュース スマイル新聞

2007年12月 8日 土曜日

平成19年12月8日(第207号)...リスクアセスメント[2]



リスクアセスメント実施の準備       
(1)リスクアセスメント実施範囲の決定
1.対象職場:どの職場を対象とするか。
2.対象設備:どの設備・機械とその周辺を対象とするか。
3.対象作業:どの作業を対象とするか。
製造作業、検査作業、保全作業、部品補給作業、異常処理作業、修理作業等、原則としてその職場に関係する作業全てが対象。
(2)リスクアセスメント実施計画の作成(時期)
1.新たな設備の導入、人員の大幅な入れ替えがあったなど、大幅な工程変更後
2.年1回等、定期的な評価実施
◆計画は実施部署長の責任で、関連部署と調整して作成します。
◆計画書に記入すべき内容は、リスクアセスメントとリスク低減対策の具体的な内容を、
  5W・1Hに基づき、抜けのないように記入します。
◆参加者は、実施部署のメンバー、リスクアセスメントの教育を受けたメンバーが必要人数参加するように計画します。また、責任者を明確にしておきます。
◆無理な計画を立てないこと(最初から欲張った計画としない)、計画をフォローするための推進組織を作っておくことが必要です。
(3)情報収集(事前に入手)
1.実施している作業の時間・頻度 8.機械類の製造者の指示書
2.作業場所 9.取り扱う材料の寸法・形状・重量
3.作業実施者 10.材料を手で動かす距離・高さ
4.影響を受ける第三者 11.関係法令・規制・規格
5.作業者が受けた教育訓練の内容 12.適正と考えられる管理手段
6.作業手順書の有無とその内容 13.過去の労働災害の内容
7.使用する設備・機械類に関する使用、性能 14.ヒヤリハット報告

上の情報を集めるためには、次のような情報源があります。
1.作業分析書 6.労働安全衛生の管轄当局からの情報
2.作業者との協議 7.労働災害と災害要因のデータ
3.機械メーカーのデータシート、マニュアル 8.現場のルール、マニュアル
4.エキスパートからの報告書 9.作業環境の測定記録
5.安全衛生関係の定期刊行物 10.標準化機関、業界団体の基準
      (スマイルグループ 社会保険労務士)



投稿者 イケダ労務管理事務所

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