労務ニュース スマイル新聞

2004年8月23日 月曜日

★第128号(8/23)職場内の人間関係Ⅰ(忠告・説得のしかたについて)★

 各企業で、様々な人間関係について相談を受けます。各人が職場内で効率よく仕事を進めていくためにも、また、社員が一団となって、お客様に満足していただく対応をするためにも(上司が部下を思いやる心がない場合、部下がお客様に対し、本当に温かみのある対応ができるのでしょうか)各人が、互いに良好な人間関係を作っていきましょう。今回は、職場内での話のしかたとして難しいと言われる忠告や説得の方法についてご案内します。
 ◆忠告のしかたについて
忠告前に考慮すべきこと
 忠告には相手の行動を改めさせる目的をもっています。相手の立場を傷つけず、愛情や相手を思いやる心をもって忠告しましょう。
・ポイント
 (1)事実関係を調べ、原因を明確にし、どこまで忠告するかを予測する。
 (2)忠告する時・場所を考える→他人の前での忠告は反発感情を引き起こすため控える。1対1が原則
 (3)詫びる気持ちを持って一貫した基準を持って話す。
 (4)他の人と比較、内容追加、すり替え、追い詰めの忠告をしない。
 (5)励ます。
 (6)忠告を受けた方には痛みを伴う。それを取り除くために、あとから、声をかけるなどして、痛みを癒す努力をする。
 (7)失敗を取り返すだけのチャンスを与える。
  ◆説得のしかたについて
 説得前に考慮すべきこと
 説得は、相手側の拒否する立場を受け入れてもらうために話をすることです。相手は、その内容に対し、能力的(できるだろうか)、経済的(資金)、物理的(時間がかかる)、心理的(恐れ)不安が伴いますので、それらの不安を取り除くようにしましょう。
・ポイント
 (1)相手の気持ちに余裕がある時のタイミングを掴む。
 (2)相手と話をするチャンスを積極的に作る。
 (3)先手を打つ。(期限を定める、選択制にするなど)
 (4)補助力を利用する。(代理の方に話してもらう、食事等打ち解けた雰囲気で話す)


投稿者 osaka-genova.co.jp

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