労務ニュース スマイル新聞

2001年4月 8日 日曜日

★第47号(4/8)組織構造について★

 組織目的を効率的に達成する為に目的を細分化し、分業が行われ、専門化が進むと、それらを調整する必要が生まれてきます。
分業によって細分化された作業をグループ化することをすることを部門化といい、部門化するための基準となるのが、生産、販売、研究開発、人事、財務などの職能および製品、サービス、地理、顧客などの目的です。そしてその部門化するための基準により、通常、組織図として示される組織構造は2つあります。
 それは、(a)職能別組織と(b)事業部制組織です。

(a)職能別組織
 職能別組織とは、上記に記載したとおり生産、販売、研究開発、人事等の職能別の部門化
による組織であり、少数事業の経営に向く集権的な組織です。

<メリット>
・専門化による知識や経験の高度利用
・経営資源の共通利用による経済性・経営資源の統一的管理

<デメリット>
・部門間の対立やセクショナリズムの発生
・ゼネラリストの育成が困難(人事政策で幾分解消可能)
・部門間の調整機能がトップに集中し、意思決定が遅延する

(b)事業部制組織
 事業部制組織とは、製品、サービス、地理、顧客などの目的別に部門化した組織です。
各事業部は、それぞれが目的遂行に当たって必要な職能を全て備えていることから自己完結的組織ともいわれ、分権的な構造です。

<メリット>
・ゼネラリストが育成できる。
・分権化により意思決定が迅速化し、事業部ごとの柔軟な対応や革新が可能になる。
・事業部ごとに業績評価が可能であるため資源の配分を合理化できる。

<デメリット>
・企業全体の利益よりも事業部の利益が優先する・経営資源の重複が生ずる。




投稿者 osaka-genova.co.jp

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