労務ニュース スマイル新聞
1999年5月 8日 土曜日
★第1号(5/8)改正「中小企業退職金制度」がスタート★
この4月1日から中小企業退職金制度(中退共)が改正されました。主な改正事項をお知らせします。
1.退職金額
退職金額予定運用利率が年4.5%から年3%に引き下げられます。
もし、今までの退職金額を維持するのであれば、掛金月額を増額する必要があります。
2.特定退職金共済制度との通算
転職などをしたとき新たな就職先が中退共に加入していれば退職金を通算することが可能です。今後はさらに商工会議所や商工会などが行う特定退職金共済制度との間の移動の場合も通算受給が可能となりました。
3.分割受給制度の改善
これまでは60歳以上で退職する場合、一定の要件のもと、5年若しくは10年の分割で受け取ることができました。
今後はそれに加えて、一部(20万円以上)を一時金として受給し、残りを分割受給できるようになります。
4.申込金の廃止
これまで加入申込手続には1ヵ月分の掛金を申込金として添えることになっていました。今後はこの申込金が廃止となり、申込手続が簡素化されます。
<制度活用のメリット>
昨年度の税制改正で、退職給与引当金の繰入限度額が経過措置を設けて引き下げられました。金中退共の掛金は損金、必要経費となるので前もって費用化できます。
また、掛金については国の助成制度もあります。退職金負担が高まるなか、要検討の制度といえるでしょう。
1.退職金額
退職金額予定運用利率が年4.5%から年3%に引き下げられます。
もし、今までの退職金額を維持するのであれば、掛金月額を増額する必要があります。
2.特定退職金共済制度との通算
転職などをしたとき新たな就職先が中退共に加入していれば退職金を通算することが可能です。今後はさらに商工会議所や商工会などが行う特定退職金共済制度との間の移動の場合も通算受給が可能となりました。
3.分割受給制度の改善
これまでは60歳以上で退職する場合、一定の要件のもと、5年若しくは10年の分割で受け取ることができました。
今後はそれに加えて、一部(20万円以上)を一時金として受給し、残りを分割受給できるようになります。
4.申込金の廃止
これまで加入申込手続には1ヵ月分の掛金を申込金として添えることになっていました。今後はこの申込金が廃止となり、申込手続が簡素化されます。
<制度活用のメリット>
昨年度の税制改正で、退職給与引当金の繰入限度額が経過措置を設けて引き下げられました。金中退共の掛金は損金、必要経費となるので前もって費用化できます。
また、掛金については国の助成制度もあります。退職金負担が高まるなか、要検討の制度といえるでしょう。
投稿者 osaka-genova.co.jp